今住んでいる家のひび割れや雨漏れ、傾きが気になるあなたへ
今住んでいる家の気になるところベスト3
ひび割れ
基礎コンクリートのひび割れ
コンクリートのひび割れから雨水が浸入すると、内部の鉄筋に錆が発生し鉄筋が膨張してさらにひび割れが大きくなり基礎の強度を低下させます。原因は乾燥収縮、不同沈下、施工不良などが考えられます。
外壁の亀裂
外壁に下地まで達する亀裂があるため、そのままにしておくと雨水が侵入し雨漏れの原因になります。原因は経年劣化や施工不良などが考えられます。
室内の壁紙亀裂
地震による揺れや木材の伸縮などが原因と考えられます。特にドアなどの開口部のかどや室内の入隅部、下地ボードのジョイント部に発生しやすい事例です。
雨漏れ・漏水
バルコニー下の軒天雨漏れ跡
雨漏れを放置しておくと劣化が進行してしまうため、雨漏れを確認したら早期に対応することが必要となります。
床材の劣化
洗面化粧台下の床が湿気て剥がれています。物が傷んでしまうため早めの対応が必要です。原因は漏水又は結露によるものと考えられます。
広縁の雨シミ跡
広縁の天井に雨シミ跡があります。建物が傷んでしまうため早めの対応が必要です。原因は上記のようなバルコニーの防水層の劣化によると考えられます。
外壁の貫通穴
外壁の配管や配線などの貫通部については、適切に隙間を処理しないと雨水などの水が浸入して漏水の原因となります。原因は施工不良によると考えられます。
給水管からの漏水
床下の漏水は発見に時間がかかる場合が多く、湿気も抜けにくいため、腐朽菌やシロアリの被害につながります。原因は配管などの老朽化によると考えられます。
シーリング材の劣化
シーリングは痩せ、変形、軟化、変色、ヒビ割れ、剥離、破断などの劣化症状があり、そのままにしておくと雨水が侵入し雨漏れの原因になります。原因は経年劣化などによると考えられます。
傾き
こんな方は要注意です
- ドアや窓から隙間風が入り、寒く感じる
- 歩いていると床の一部が沈んでいる気がする
- 部屋に違和感を感じる
- 部屋にいると平衡感覚がとれない、くらくらする
一定の範囲で○ミリ傾いているから…というような細かい数字の基準ではなく、住まわれている方ご自身の感じ方や健康状況を基準にお考えいただければと思います。
地盤の不同沈下
床下の地盤に不同沈下よる亀裂が見られ、基礎にまで亀裂が入り建物にも傾きが現れています。
原因は元々傾斜地の敷地に盛り土をした地盤が経年と共に不同沈下したためと考えられます。
↓↓↓ これらの劣化事象を放っておくと… ↓↓↓
耐震性・耐久性 が脅かされます
建物の経年劣化で、主に構造に関わる部分の腐朽がある場合、耐震性が低下している場合があります.
建物を支える重要な基礎部分の劣化や不具合だけでなく、床下内部でも、床下に溜まった湿気によって構造材の腐食や結露、シロアリ被害などが起きている可能性があり、長期間放置すると建物の強度低下や室内への腐食などに繋がる恐れがあります。
また、雨漏れや漏水があったとしても、その箇所によっては、「日常生活に大した支障はないし、放っていても大丈夫かな」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ひとたび雨漏りや漏水がはじまると、永続的に建物内部に水が入り続けることになり、柱などの躯体を腐食させていきます。そしてその結果、家の寿命が大きく縮んでしまうということにつながります。
今住んでいる家はいつまで住めるんだろう…?」「このまま住んでいても安心なのか…?」
築年数が経つとこのように感じられ、不安に感じる方も多いかと思います。しかし、住宅は一見、新築当時と変わらないように見えていても、雨風や直射日光による劣化が確実に進行しています。室内においてもカビやシロアリが見えない所で繁殖している可能性も否定できません。
時には、見逃していた劣化が原因で耐震性が脅かされたり、雨漏れや軋み・傾きなどで生活環境を脅かしてしまう場合もあります。築年数に関わらず、定期的に住宅の状況を知っておくことで、これらの危険性を回避し、安心して生活を送れるようにしましょう。
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